日東製網株式会社様のご紹介
日東製網株式会社様(以降日東製網様)は、1925年に結び目の無い網『無結節網』の機械生産を世界で初めて実現された会社です。定置網や旋網、曳網、養殖網、海苔網といった漁業用網の事業を主軸とされ、国内だけではなく、海外へも事業を展開されています。最近では、JAXAと共同で宇宙ゴミ(デブリ)を除去するための、「デブリ除去システム」の実用化に向けて開発に取り組まれるなど、あらゆる分野で活躍されています。また、2010年に設立100周年を迎えられ、その節目として、「より高品質な製品の製造」、そして「市場ニーズへの迅速な対応」をキーワードに、『次の100年に向けて』、安定的かつ持続的な企業成長、そして効率化された企業体制への変革に向けて取り組まれています。

導入背景
これまで着実に発展を遂げていらっしゃる日東製網様ですが、主要とされる漁業関連事業においては、成熟市場における競争に対応するため、売上重視から利益を重視の経営へシフトする必要があると判断されました。かねてからモノづくりのカイゼンを図るために協力をお願いしていた、経営管理改革やサプライチェーン改革で定評のある株式会社アットストリーム様(以降アットストリーム社)の協力の元で経営課題・業務課題を整理し、同時に課題解決を図るために、旧システムが老朽化していたことや保守要員の世代交代の時期であったことも後押しし、基幹システム全体の再構築を決められました。
経営課題と導入成果
導入概要
日東製網様は「網」製品を主軸とする水産物事業、陸上関連事業、海外関連事業を展開され、福山と函館に生産拠点を構えていらっしゃいます。今回の基幹システム再構築では、日東製網様の全製品を対象とする生産管理、販売管理、原価管理システムとして、MCFrame CS 生産管理、MCFrame CS 原価管理をご選択いただき、要件定義から始めて約1年でシステムを本稼動されました。
<システム概要図>
標準パッケージ機能が充実していて要件への適合率が高い
当初、全システムの統合化に向けて、自社で開発することも検討していましたが、工数がかかり過ぎるという理由でパッケージ導入に決めました。パッケージ選定時は最終的に6社の製品に絞りましたが、MCFrameは当社の考えるシステム要件に対して標準パッケージ機能での適合率が一番高かったです。安定稼動と長期利用を考慮し、極力標準パッケージで導入することを重要視していましたのでMCFrameを高く評価しました。またMCFrameの機能範囲が、製造業にとって必要不可欠である販売から生産、原価管理の全ての仕組みをひとつのシステムでカバーしていたことも選定理由のひとつでした。これまで業務ごとに情報が分断されていましたが、MCFrameを導入すれば情報が一元化できるだけではなく、個々の業務をシームレスに連携でき、二重入力や情報伝達ロスも防止できる点にメリットがあると考えました。(藤井様)
原価管理の考え方が自社にフィットしていた
パッケージを選定する以前に、手作業による原価計算を試みたことがあります。当社の製造工程の特長や考え方に従って一から原価を算出したのですが、「網」という特殊な製造品での原価計算はかなり苦労しました。MCFrame CS 原価管理はそれら課題・不安を追加開発することなく全て実現することが可能でした。配賦計算の設定などは、時間や原価比率、人数比率など、より詳細に設定できるため、できないことがなさそうだという印象でした。また、MCFrame CS 原価管理では、任意のグループや製品別に原価を算出できるだけでなく、標準原価との差異分析や利益分析を、しかも決算スピードを遅らせることなく実施できることも選定時の大きなポイントとなりました。(枝廣様)
経営指標分析に必要な正確でタイムリーなデータ収集と、収益情報の可視化
当社では、アットストリーム社による業務改善コンサルティング支援の元、利益増大に向けた収益構造の改革を図っていくなかで、経営指標に必要な正確でタイムリーなデータの取得が最大の課題となっていました。従来の仕組みでは、製造現場と経理(原価・会計)に結びつきがなく、どの事業、どの製品群に利益があるのかなど、経営的分析や意思決定に必要なデータを容易に取得することができませんでした。MCFrameを導入してから間もないため、算出された計算結果の整合性を検証している途中ではありますが、それでも稼動後すぐに事業ごとの原価が明確になり、在庫の分析も可能となり、何が経営戦略上の主力製品かを実証的に判断できるようになりました。今後、これらのデータに基づき、より付加価値の高い事業エリアの経営に重点を置き、かつ、マーケットやお客様の変化に即応できる強い基盤づくりを目指したいと考えています。(藤井様)

生・販のシームレスな一体化と統合情報管理で、顧客サービスレベルを向上
従来は業務ごとに情報が分断されていたため、手間隙がかかる割には一貫した管理ができませんでしたが、MCFrame導入後は受注から売上までの情報がタイムリーに統合管理できる様になりました。当社の生産工程には撚糸(ねんし)や組網(そもう)、樹脂加工など、様々な工程がありますが、従来はこれらの工程を属人的に管理していました。MCFrame導入後は、生産計画から実績まで全てをシステムで管理できるようになり、従来月末の棚卸まで確認できなかった在庫情報をリアルタイムで把握できるようになりました。また、受注情報に紐付けて全ての情報を確認できるため、納期回答を即時に行えるようになり、生産性はもちろんのこと、顧客サービスレベルを向上することができました。(小林様)
使える情報と見える化で、経営意識の高い組織づくりへ
従来は誰が何を作業しているのかなど情報が部門レベル・担当者レベルで閉じられていましたが、基幹システムの再構築をきっかけに、社内全体の作業を洗い出し、ムリ・ムダ・ムラの業務整理を行いました。また、MCFrame導入前は情報があらゆるところに点在している上、見たい情報を引き出せるのは情報システム部など一部の担当者に限られていましたが、MCFrameを導入した今では、誰もが情報を参照できる上、CSVやExcelで取得したものを必要に応じて加工できるようになりました。今後は、社員ひとりひとりが積極的にカイゼン活動に取り組む風土づくりと、現場の意見が経営に迅速に活かせる仕組みづくりを目指します。これまでシステムを自社開発していたため、情報システム部門は、法改正対応や現場カイゼンの要件対応のメンテナンスに追われる日々でしたが、現在は、本来の任務である経営的な視点でシステムの仕組みを提案する部門へとシフトしています。(枝廣様)


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| アットストリーム株式会社 マネジャー 中村悦子様 |
弊社は、お客様と共に業務改革の推進とそれに伴うシステム要件の整理、システム導入プロジェクトの推進支援、導入後の活用支援を行っております。
日東製網株式会社様では、当初ロス率低減や稼働率向上など、製造現場の改善活動を進めておりました。しかし、これらの活動がどのようにコスト低減に生きているのか、以前は製番(受注)別工程別の実際原価を把握することができなかったため、効果を評価することができませんでした。さらには、推進している改善テーマ・検討対象が優先度の高いものであるのか否かについても『事実に基づく判断』には不十分な状況でした。
そこで原価計算ルールなどを見直し、コスト構造の実態を見える化できるよう新システムへの要件を整理しました。新システム構築は東洋ビジネスエンジニアリング株式会社様のご支援の基、進められました。新システム稼働後は実績データが蓄積されるに従ってコスト構造の実態が明らかとなり、優先すべき取組みテーマが見えて来ました。現在は、蓄積されたデータを分析・検証、シミュレートしながら改善方針の討議をすすめています。今後は蓄積されたデータに基づき定期的な改善の進捗確認、速やかな問題への対応検討・実施というPlan-Do-Check-Actionのサイクルを推進していく仕組を整え、作業実績や原価などの多面的なデータに基づく改善活動が継続的に実施できる組織へと変革を目指されています。
アットストリーム株式会社
お問合せ先メールアドレス:mailto:info@atstream.co.jp
導入製品
会社概要
| 本社所在地 | 東京都港区新橋2丁目20番15-701号 |
|---|---|
| 所在地一覧 | http://www.nittoseimo.co.jp/9/6/ |
| 事業内容 | 漁網、陸上ネット、漁業資材、関連機材の製造・販売。 |
| 設立 | 1910年8月(明治43年8月) |
| 資本金 | 1,378百万円 |
| 年商 | 11,579百万円(連結:13,946百万円):第109期 |
| ホームページ | http://www.nittoseimo.co.jp/ |
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※掲載企業様への直接のご連絡はご容赦ください。


































