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東亜薬品工業株式会社

導入事例 | 東亜薬品工業株式会社 | mcframe

導入事例 | 東亜薬品工業株式会社 | mcframe

手作業の生産管理をMCFrameでシステム化
二重入力のムダの改善で業務効率を向上

  • 原価低減
  • 内部統制
  • 情報集約

導入製品

事例ダイジェスト

生菌剤のリーダーとして、医薬品、健康食品、動物用混合飼料などの開発・製造販売を事業として展開する東亜薬品工業株式会社(以下、東亜薬品工業)。生産基幹システムの構築を目的に、MCFrame/PharmaおよびMCFrame CS原価管理を導入。業務の質の向上や効率化、原価管理の精度向上、情報の集約化などの効果を実現している。

導入前の課題
  • 手作業による生産管理のシステム化
  • 販売管理、原価管理の性能が限界に
  • システムのメンテナンス性の低下
導入後の効果
  • 業務の質や効率の向上
  • 原価低減活動サイクルの確立
  • 情報の集約化や内部統制の強化
導入のポイント
  • 製薬業界における実績とサポート体制を評価
  • MCFrame用の製薬ビジネステンプレートと帳票ツール
導入パートナー
株式会社インテック

導入事例インタビュー

導入のきっかけ-培養工場の着工にあわせ生産基幹システムを検討
製品群
東亜薬品工業株式会社様の製品群

1941年に東亜薬化学研究所として創立され、1948年より現在の社名でプロバイオティクスを中心に事業展開する東亜薬品工業。「健康の源は"腸"にある」というキャッチフレーズのもと、腸で有益な作用を発揮する微生物を含む、医薬品、健康食品、動物用医薬品・混合飼料など、良質で安全なプロバイオティクス製品を提供。また、近年は医薬品マグセント注により産科婦人科領域でも活躍している。

東亜薬品工業では、販売管理システムはERPパッケージを、原価管理システムは独自開発の仕組みを導入していたが、生産管理システムに関しては導入しておらず、手作業で生産管理を行っていた。取締役 動物薬営業本部長の増田智英氏は、「手作業で行っている生産管理をシステム化したいという思いがありました」と当時を振り返る。

基幹システムについて経営管理本部 経営管理部 部長の山中竹博氏は、次のように語る。「伝票を集めて1人の担当者に入力してもらうという仕組みから、現場で入力できる仕組みに移行することが必要だと感じていました。また、販売管理、原価管理は、システムを導入して約8年使っていましたが、管理項目も増え、メンテナンスも限界でした」

販売管理システムはERPパッケージ、原価管理システムは委託開発したものを使用していた。増田氏は、「原価管理において誰が責任者で、誰が管理しているのかが明確ではありませんでした。また原価管理システムから出てきた結果が正しい数値かどうかを判断することも困難でした」と話す。

ちょうど2010年3月に、新しい培養専用工場の建設工事に着工したことから、新工場の建設にあわせて生産基幹システム導入の検討を開始した。増田氏は、「生産基幹システム単体の導入では予算が取りにくい面があったのですが、新工場の建設と同時であれば予算も組みやすいという背景もありました」と話している。

導入の経緯-製薬業界の実績を評価してMCFrameを採用

取締役 動物薬営業本部長 増田 智英 氏、経営管理本部 経営管理部 部長 山中 竹博 氏
(左)取締役
動物薬営業本部長
増田 智英 氏

(右)経営管理本部 経営管理部
部長 山中 竹博 氏
※部署名・役職名は、インタビュー当時のものです。

新しい生産基幹システム導入の目的は、「業務の質と効率の向上」「原価の精度と分析結果の向上による原価低減活動サイクルの確立」、そして「情報の集約化や内部統制の強化」の大きく3つ。2010年11月より生産基幹システム導入プロジェクトを補足し、約1年をかけて、複数の会社の提案を検討した結果、製薬業界における実績とサポート体制を評価して、インテックによるMCFrameの導入を採用した。

経営管理本部 経営管理部 生産管理課 課長の永島洋行氏は、「MCFrameの導入により、生産、販売、原価システムの統合管理を実現し、生産管理業務全般の高精度化、高速化を目指しました。また、ロット別の標準原価や実績原価の差異の把握など、原価管理の精度の向上や費目別、工程別の分析、原価分析のリアルタイム化を実現しています。これにより、製造業として発展していくための基盤を構築できました」と話す。

導入スケジュールとしては、2011年7月よりシステム設計を開始し、9月より導入・設定をインテック内で実施。2012年1月にシステムを東亜薬品工業社内に移設して、4月に新しい生産基幹システムに切り替えた。新しいシステムは、販売管理と生産管理をMCFrame/Pharmaで、原価管理をMCFrame CS 原価管理で実現。MCFrame/Pharmaでは、インテックが開発した製薬業務テンプレートも活用されている。

増田氏は、「これまでは、ハードウェアやソフトウェアの更改時期など、必要に迫られてリプレースを実施することがほとんどでした。MCFrameの導入は、目的やビジョンを持って導入した初めてのシステムといえます。販売、財務、生産という事業の柱に、しっかりとしたITの柱を加えることで、会社の基盤を強化することが必要であるというビジョンのもとに生産基幹システムを構築しました」と話している。

導入の効果-手探りのものづくりの見える化を実現

経営管理本部 経営管理部 生産管理課 課長 永島 洋行 氏、経営管理本部 経営管理部 システム管理課 係長 山科 健一 氏
(左)経営管理本部
経営管理部 生産管理課
課長 永島 洋行 氏

(右)経営管理本部 経営管理部
システム管理課 係長
山科 健一 氏
※部署名・役職名は、インタビュー当時のものです。

MCFrameを導入した効果を山中氏は、「当初、われわれの企業規模には、MCFrameは少し大がかり過ぎるのではないかとの意見もありましたが、導入した現在では、販売から生産、原価管理までが一体となったMCFrameを導入できたのは、本当によかったと思っています。特に同じデータを原価管理システムと販売管理システムの両方に入力していたのが、1度で済むようになったのは、改善要望が多かったので非常に効果的でした」と語る。

また物流部門では、これまでどこに在庫があるのか、現場に行かなければ分からなかった。現状ではまだ部門ごとの管理だが、物流の状況がひと目で把握できるようになっている。永島氏は、次のように語る。「物流担当者からは、4月の時点ですでに状況が見えるようになったという話を聞いています。今後は部門ごとから建物ごとに管理を拡大することで、より一層の効果を期待できると思います」

さらに経営管理本部 経営管理部 システム管理課 係長の山科健一氏は、「入力が一元化されたことで、在庫管理の精度も向上しています。データ入力の一元化を実現したことで、棚卸しのときに、これまでとは比べものにならないくらい現物とのマッチング率が向上しています。現在は、1個の違いも指摘できるほどです。また、なぜ違っているのかをトレースすることもできるようになりました」と話す。

増田氏は、「目的は十分に達成できているし、効果も出はじめています。これまで会社がどこに向かっているのかは、月末にならなければ分からず、手探りの状態でのものづくりを行ってきました。MCFrameを導入したことで、どこで、どれだけ生産されているのか、どのようなステータスなのかが"見える化"でき、データの精度も向上しています。原価を考慮しながら新規事業や新製品を開発することができるのは非常に効果的です」と話している。

今後の展望-MCFrameを他業務とも統合し、プロバイオティクスの分野を強化

東亜薬品工業株式会社様

今後の取り組みについて山中氏は、「約1年間、生産管理システムを運用してきた結果、生産管理で現場をサポートすることはほとんどなくなりました。一方、データ活用の分野では、必要なデータが蓄積されてきたので原価管理に生かしていくことを検討しています。たとえば4月からの標準原価の算出と実際原価の算出などです。また今後、より強化していきたい事業であるプロバイオティクス分野における原価計算の在り方について、インテックやB-EN-Gのサポートのもとに取り組んでいきたいと思っています」と話す。

プロバイオティクス分野では、自社で利用する菌の培養を拡大することはもちろん、他社から依頼された菌を受託培養する事業を拡大していくことを検討している。その一環として、MCFrameを中心とした生産基幹システムを、物流管理システムや製造管理システムなどと統合していくことも検討されている。

増田氏は、「プロバイオティクス分野では、取れ高にブレがあります。この分野は、複数の原料を混合作業で製造する一般的な製剤とは異なり、培養タンクで菌を培養しなければならないので、計画どおりに進めることは困難です。しかし菌を使った商品は東亜薬品工業の根幹であり、生命線なので、この製造管理と原価管理は非常に重要になります。製造実行システム(MES)の導入をイメージしているのですが、今後もMCFrameを中心とした新たな提案をインテックやB-EN-Gには期待しています」と話している。

システム概要図

パートナー紹介

株式会社インテック

東亜薬品工業様では、生産管理システムが導入されておらず、現場の担当者が手作業により業務を行っていました。そのため製薬業務の標準的な業務プロセスを確立したいとお考えでした。また販売管理と原価管理の統合も視野に入れていらっしゃいました。

検討の結果、製薬業界において多くの実績があるMCFrameを採用することを決定されました。導入にあたり、製薬業界での実績と経験、ノウハウを生かした提案が評価され、導入パートナーとして当社が選定されました。提案には、MCFrame用の製薬ビジネステンプレートをはじめ、帳票ツールである「スグレポ」、シェアウェアのガントチャートツールとMCFrameの連携などが含まれていました。

MCFrame導入プロジェクトの成功の鍵は、各現場のキーマンにご参加いただき、十分な体制を確立して導入をスタートできたことです。また早い段階でMCFrameのイメージを持っていただくために、要件定義から試使用を実施したことも重要なポイントでした。さらに、パッケージの業務ロジックを深く追及したFit&Gap、密に業務を想定した機能設計・運用設計の実施により、現場にとって真に必要な機能が実装されたシステムを構築することができました。他にも業務帳票をEXCELで作成できるエクセル帳票発行機能や、業務データを任意の属性条件にて検索できる汎用検索機能、生販計画の連動機能等、ユーザライクな仕組みを随所に実現できました。

ビジネスソリューション 事業本部 I-MCFシステム部 副参事 中村 光宏 氏

ビジネスソリューション事業本部
I-MCFシステム部
副参事
中村 光宏 氏

ビジネスソリューション事業本部 I-MCFシステム部 小櫻 慎治 氏

ビジネスソリューション事業本部
I-MCFシステム部
小櫻 慎治 氏

※部署名・役職名は、インタビュー当時のものです。

企業紹介

導入企業概要

CULTURE PLANT
CULTURE PLANT

「健康の源は腸にある」とい理念に基づき、プロバイオティクスの研究開発を通して、常に最高の品質の生菌製剤を提供する東亜薬品工業株式会社。プロバイオティクス市場を創造し、最高の商品を提供することによって、人々の健康に貢献することを目指している。2013年1月には、「カルチャープラント」と呼ばれる新たな培養棟を館林工場敷地内に竣工させ、稼働を開始。5,000リットル培養タンクを中核として、量産体制を強化している。

商号 東亜薬品工業株式会社
Toa Pharmaceutical Co., Ltd.
設立 1948年1月
従業員数 120人
資本金 7,000万円
事業内容 医療用医薬品、薬局/薬店で購入できる製品(医薬部外品)、動物医薬品、動物用混合飼料、プロバイオティクス原料の製造・販売および輸出入を事業として展開。

企業ウェブサイト

※本事例は2013年12月現在の内容です。
※本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載当時のものであり、変更されている可能性があります。
※掲載企業様への直接のご連絡はご容赦ください。