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株式会社東京ダイヤモンド工具製作所

導入事例 | 株式会社東京ダイヤモンド工具製作所 | mcframe

導入事例 | 株式会社東京ダイヤモンド工具製作所 | mcframe

精緻な原価計算を推進するための情報基盤の整備
複数工場業務の統合管理と標準化の実現

  • 精緻な原価計算
  • 複数工場間システム統合

事例ダイジェスト

創業75年を超える技術と匠の技でお客様の期待に応える

株式会社東京ダイヤモンド工具製作所様(以降、東京ダイヤモンド工具製作所様)は、ダイヤモンドの比類ない硬さを工業用途に最大限活かすべく、「切る・削る・磨く・穴をあける」ツールを通して、75年を超える工具づくりの歴史を刻んでこられました。現在は、パソコン、液晶テレビ、携帯電話、デジタルカメラ、ソーラーパネルといった半導体や電子デバイス分野、自動車等輸送関連機器分野、土木建設分野、ナノテクノロジー、そして医療分野といった広範な分野において、お客様のニーズをカタチにするコンサルティングを中心にしたトータルソリューション提供されています。

製品

導入背景

東京ダイヤモンド工具製作所様では、お客様の期待を超えるソリューションを意識され、熟練した技術者が工具をひとつひとつ作られています。それら製品の種類は今では十数万点にも及び、お客様の『ものづくり』に貢献すべく、日々顧客満足の向上に努められています。一方、生産管理、原価管理においては老朽化が進み、担当者の経験とスキルに依存したレガシ―システムで運用、業務とシステムが乖離した状態が続いていました。今回、キヤノンITソリューションズ株式会社様(以降キヤノンITソリューションズ様)へ相談されたことをきっかけに、業務の本質的な課題を明確化され、そのソリューションとして基幹システムの再構築を決断されました。
導入概要と効果について東京ダイヤモンド工具製作所様より語っていただきます。

導入前の課題
  • 情報の一元化と業務標準化
  • 緻密な原価計算
  • 意思決定に必要なタイムリーな情報提供
導入後の効果
  • 複数工場業務の統合管理と標準化の実現
  • 緻密な原価計算を推進するための情報基盤の整備
  • 迅速な意思決定を行うための情報活用
導入のポイント
  • 各部門からキーマンを選出
  • 製造業を熟知した導入ベンダー

導入概要

課題のひとつにある『情報の一元化と業務の標準化』を実現するため、生産計画立案から購買管理、製造管理、外注管理、在庫管理、販売管理、そして原価管理までの各情報を一元化できるシステムとして、「MCFrame生産管理・原価管理」を採用しました。また、『より精緻な原価管理』を実現するため、新たに導入する会計システム「SuperStream」との連携が重要なポイントと考え、MCFrameで用意されている、「SuperStream」専用のインターフェースを活用し、シームレスなシステム間連携を図りました。

システム概要図

導入事例インタビュー

導入ポイント
経営企画室 小久保 拓志 氏
経営企画室
小久保 拓志 氏
※部署名・役職名は、インタビュー当時のものです。

各部門からキーマンを選出
再構築を決めてから、各部門よりITを得意とするキーマンを10名選出しました。ブラックボックス化した業務の棚卸を行い、業務目的・手段の整合性・運用負荷のバランスを重点に置き、丁寧に要件定義を詰めていきました。そのため、手戻りや機能不足による追加開発もなく、万全な体制で導入を進めることができました。(小久保様)

製造業を熟知した導入ベンダー
キヤノンITソリューションズ様は当社の専門用語をはじめとする業界特有の業務について深く理解されていました。互いに言葉の壁を感じることもなく、毎回有益な打合せを行うことができました。仕事に対する姿勢を含め、キヤノンITソリューションズ様とシステムの再構築を実施できて本当に良かったです。(小久保様)

MCFrameの導入効果
経営企画室 小久保 拓志 氏
経営企画室
小久保 拓志 氏
※部署名・役職名は、インタビュー当時のものです。

複数工場業務の統合管理と標準化の実現
生産管理業務の標準化を行ったことで、重複業務が排除され業務負荷を低減することができました。受注から製造、出荷までシームレスなデータ連携による一貫した運用が可能となり、その進捗状況を工場間・部門間で共有、属人化していた納期回答や生産計画業務も標準化することができました。現在は効率化が図れた分、本来の業務へ注力できるようになり、新製品開発などビジネス拡大に向けた取り組みを推進しています。(小久保様)

精緻な原価計算を推進するための情報基盤の整備
「MCFrame原価管理」を導入したことで、原価計算処理時間が飛躍的に短縮されました。また品目別や受注別の原価はもちろんのこと、それぞれの利益も一目で把握することができるようになりました。今後は部門間の共通費や販間費の配賦の見直しを繰り返し、より精度の高い原価計算を目指していきます。(小久保様)

精迅速な意思決定を行うための情報活用
各拠点の生産情報が瞬時に更新されることから、経営陣が今後注力すべき製品を検討できるようになりました。またお客様との協業を進めるにあたりMCFrameから生成したデータを検討資料として活用するなど、ようやく私たちが思い描くようなビジネス環境が整いました。(小久保様)

パートナー紹介

キヤノンITソリューションズ株式会社 SIサービス事業本部 開発統括センター Sプロジェクト 佐野 毅 氏
キヤノンITソリューションズ株式会社
SIサービス事業本部
開発統括センター
Sプロジェクト
佐野 毅 氏
※部署名・役職名は、インタビュー当時のものです。
キヤノンITソリューションズ株式会社

東京ダイヤモンド工具製作所様には、社内改革の一環として、MCFrame生産管理・原価管理・販売管理、そして会計システムにはキヤノンITソリューションズ株式会社とエス・エス・ジェイ株式会社が販売するパッケージの「SuperStream」を導入していただきました。 お客様の生産形態は初回受注時に個別受注生産、以降はリピート生産という複合型で、新規注文の度に製品数が増えていきます。また8部門に分かれている製造部門の業務は、運用をはじめ、設計情報や在庫の管理方法が多様化していました。 これらの状況を踏まえ、1. 業務目的、2. 手段の整合性、3. 運用負荷の3点のバランスと、お客様自身で保守運用できることを念頭に置きながら、システム構築を心掛けました。またお客様と綿密な検討を重ね、部門ごとに異なっていた業務の共通化を図り、システム移行においては、お客様にも膨大なマスタ登録を行っていただきました。こうしてお客様と当社チーム全員の力を結集し、受注から製造・出荷・請求・入金、また購買発注から入荷・検収・支払までを一気通貫で運用できるシステムを構築することができました。
今後もお客様が抱える課題を解決できるよう、チーム一丸となってサポートしてまいります。

企業紹介

導入企業概要

所在地 152-0031 東京都目黒区中根2-3-5
設立 1940年(昭和15年)11月 〔創業 1932年(昭和7年)7月7日〕
資本金 1,000万円
売上高(連結) 35億円(平成22年8月期)
国内拠点 営業所:仙台・東京・名古屋・大阪・福岡
工場:東京・仙台・日の崎(仙台)・長野
海外拠点 営業所:シンガポール
工場:タイ

企業ウェブサイト

※本事例は2012年1月現在の内容です。
※本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載当時のものであり、変更されている可能性があります。
※掲載企業様への直接のご連絡はご容赦ください。