製品のPoint
LiteMESは、mcframe 7 SCMの日次製造指図データをもとに、時間単位の具体的な計画に分割し、実績収集ができるMES(製造実行システム)です。 作業者や設備ごとに時間単位での計画の立案、作業進捗状況を可視化して把握、さらにタブレットやIoTと連携した実績入力の効率化を行うことができます。 これにより、現場レベルでの抜け漏れのない製造業務の計画、遂行と実績収集の効率化ができ、製造管理全体の高度化を実現します。
LiteMESは、mcframe 7 SCMの製造指図(工程指図)を元にしながら差立登録・作業分割・作業負荷調整をできる「差立管理」機能、実績登録や分析・進捗管理ができる「実績管理」機能が備わっています。 mcframeシリーズの他の製品と連携し、実績入力の効率化や、mcframe 7 SCMへのデータ送信も可能です。
LiteMESは、mcframe 7 SCMで作成した日次ベースの製造計画を、時間ベースの作業指示レベルに分割し、工程・手順レベルで作業者・設備への割り付けを行うことができます。 また実際の稼働状況を勘案しながら、直感的なガントチャートによって最適な製造計画を立案・調整することが可能です。
「進捗ボード」と「進捗一覧」の2つの機能により、作業の進捗状況をリアルタイムにモニタリングできます。 「進捗ボード」では、ステータスごとに作業指示を整理して表示でき、現場の進捗状況をひと目で把握できます。
「進捗一覧」はリスト形式で、ソートや柔軟な条件指定による検索ができ、特定の作業をすばやく絞り込んで、詳細な進捗状況を確認できます。 これにより、製造現場の状況をタイムリーに把握し、課題の早期発見と迅速な対応につなげることができます。
作業実績は、 IoTシリーズの「mcframe RAKU-PAD」を活用して、効率的に記録できます。RAKU-PADは、既存の紙やExcelベースの作業指示書をそのままのイメージで電子化できるので、現場の作業者にもなじみやすく、運用負担を最小限に抑えます。また、生産管理システムでは扱いにくい、画像を含んだ検査情報なども柔軟に記録できます。
さらに、設備からデータ収集可能な「mcframe SIGNAL CHAIN」と連携することにより、実績入力のさらなる効率化も実現できます。 mcframeシリーズを組み合わせて活用することで、OEE(設備総合効率)の最適化やトレーサビリティの強化を実現できます。
mcframeシリーズや連携ソリューションを組み合わせることにより、MES領域において重要とされる「11の機能」を包括的にカバーし、製造現場の管理と最適化を実現できます。
LiteMESは、これら11の機能の中でも特に、日々の製造オペレーションを支える重要な機能を備えています。たとえば、各工程における作業順序を決定し、現場への指示を行う「差立て・製造指示」、進行中の工程プロセスの状況をリアルタイムに監視し、迅速な意思決定を支援する「プロセス管理」、製品(ロット)のトレーサビリティを確保する「製品の追跡と製品体系の管理」といった、製造現場の日々の業務に必要な機能を重点的にサポートします。
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