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MCFrame XA 生産管理

MCFrame XA 生産管理
日本の製造業がグローバル生産管理を実現するためのシステム
グローバル競争が激化する中、 企業グループ全体でのグローバルSCMの再整備・再構築が求められています。従来のERPでこれらを実現するには、「グローバルな統治・統一」を前提にしていました。しかし、「各国、各事業ユニットの実力が100%発揮できる個別最適なシステム」でなければ、真の競争力は生み出せません。MCFrame XA 生産管理は、グローバル・シングルインスタンスの上に、拠点ごとに最適なシステムが構築できるフレームワークの仕組みを提供しており、グローバル最適と個別最適を同時に実現できる、変化に強いグローバル生産管理パッケージです。

製品のPoint

  • 複数拠点の統制管理を実現
    拠点ごとに生産計画を立案し、その間を協調しながら生産活動を進める複数拠点の統制管理を実現
  • リードタイムを大幅に短縮
    中間品までを見込生産し、受注を受けてから製造手配する半見込生産モデルに対応しリードタイムを大幅に短縮
  • 業務付加軽減を実現
    1製品の構成表で、仕向地、色、サイズなどの違いを表現し、MRPで自動手配できるので業務負荷軽減を実現
  • 購買コストを低減
    拠点ごとの購買、本社集中購買の双方を使い分けることで購買コストを低減
  • 製造業務の効率化を推進
    製品の製造プロセスに応じて品目単位、工程単位などの柔軟な工程進捗管理を実現し、製造業務の効率化を推進
  • 欠品を未然に防止
    予定と実績の受払いをリアルタイムに反映した在庫推移を見える化し、先を見据えた手配で欠品を未然に防止
機能一覧
機能一覧

特長

1.複数拠点の統制管理で協調性のある生産活動を実現

拠点間のデータアクセス制御や拠点単位の生産計画立案が可能

MCFrame XA 生産管理では、工場などの拠点を生産計画グループとして定義することで以下のことが実現可能です。

  1. 拠点間のデータアクセス制限
  2. 拠点間データ連携を想定した拠点単位の生産計画立案
  3. 他拠点で製造している品目に対する製造依頼や集中購買を目的とした購買依頼などの拠点間依頼
拠点間のデータアクセス制御や拠点単位の生産計画立案が可能

2.超高速・高機能なMRP

1日に複数回のMRP処理が実行可能な処理速度

製造業の分野には多様な生産形態が存在し、業務プロセスや品目属性によってMRP(Material Requirement Planning)が適用できないケースもあります。MCFrame XA 生産管理は、さまざまな製造業への適用を想定し、この問題を解決いたします。例えば、下記のような計画モデルにMCFrame XA 生産管理は対応できます。

  • MRPですべてをコントロールケース:1
  • MRPで計算はさせるが、手配は手作業で調整するケース:2
  • 工程計画を、MRPの結果を参照しながら手作業で補正を行うケース:3

「計画通りの生産が行えないプロセス業」や「集中購買や戦略性を持って購買手配を行う部品製造業」、そして事業部門ごとにさまざまな生産形態が存在する企業グループでもMCFrame XA生産管理は柔軟に対応いたしますので、安心してご利用ください。

MRP実行時の手配NOの配慮
MRP実行時の手配NOの配慮

3.最終製品から原材料まで縦串で進捗管理

オーダの進捗状況をリアルタイムで確認、歩留まり発生などの異常を容易に把握

製品所要に対するMRP(所要量計算)結果を基に、最終製品の製造オーダから原材料の購買オーダまでを縦串で(構成表を展開するように)確認することができます。各々のオーダの進捗状況をリアルタイムで確認することができ、進捗遅れや歩留まり発生などの異常を把握することが可能です。また、ある原材料の購買オーダからその原材料を使用予定の全ての製造オーダを確認することができることで、納期遅れ時の影響確認が可能です。

最終製品Xと関連する中間品・原材料の進捗を確認可能
最終製品Xと関連する中間品・原材料の進捗を確認可能

4.様々な業務バリエーションへの対応

ものづくりの条件や特性に合わせて様々な業務モデルに対応

MCFrame XA 生産管理では、ものづくりの条件や特性に合わせて様々な業務モデルに対応することができます。例えば、生産計画(製品所要)を基準に中間品・原材料・包材を手配し計画的に生産を行うようなケース(ケース1)、生産計画を基準に中間品を手配するが、原材料・包材は発注点管理や手動で調達するようなケース(ケース2)、生産計画を基準に中間品の必要量は計画するが、消費の都度手動で手配を行う。一方で、原材料・包材は所要量を基準に計画手配を行うようなケース(ケース3) などに対応可能です。

ものづくりの条件や特性に合わせて様々な業務モデルに対応

5.集中購買と荷姿管理

戦略的な購買でボリュームディスカウントによるコスト削減を

MCFrame XA 生産管理では、各拠点(生産計画立案部門)ごとの購買だけではなく、各拠点から購買部門への購買依頼、購買部門での集中購買という業務モデルを実現可能です。集中購買することで戦略購買が可能となり、ボリュームディスカウントによるコスト削減効果が期待されます。
また、荷姿での発注・入荷登録が可能であり、荷姿ごとに単価などの情報を管理することができます。

購買業務モデル
購買業務モデル

6.工程進捗管理(ラウティング)

品目単位だけでなく品目工程単位での製造指図・実績収集・進捗管理を実現可能

MCFrame XA 生産管理では、品目・工程で柔軟に構成表を表現できることで、品目単位だけでなく品目工程単位での製造指図・実績収集・進捗管理を実現可能です。製造指図に対する着手・完了実績だけでなく、品目は変わらずに状態が変化していく加工作業のような場合でも工程ごとの進捗状況、着手・完了実績や投入品目の使用量などの詳細な実績情報を把握することができます。また、現場業務に応じて工程ごとにまとめた製造指図も可能です。

現場の管理メッシュに応じた柔軟な指図単位
現場の管理メッシュに応じた柔軟な指図単位

7.投入品のロット指定引当・総量引当+入荷予定に対する引当

投入品の管理レベルに応じて、ロット指定引当・総量引当の制御ができる

製造指図時は投入品の管理レベルに応じて、ロット指定引当・総量引当(ロット指定なしでの引当)の制御を行うことができます。総量引当の場合は、ロット混在の可否も制御可能です。 また、実在庫だけではなく将来の在庫(入庫予定)に対しても引当できますので、実在庫不足による 過剰な発注を抑制することができます。

投入品の管理レベルに応じて、ロット指定引当・総量引当の制御ができる

8.リアルタイム在庫推移による見える化

将来の在庫切れ情報などを予め確認でき、余裕を持って発注計画を立てることが可能

オーダ確定や発注・製造指図・実績計上など現場運用の進捗がMRP計算することなくリアルタイムに在庫推移情報として反映されることで、将来の在庫切れ情報などを予め確認することができ、余裕を持って発注計画を立てることが可能です。また、在庫推移情報をベースとして、[在庫推移情報]→[在庫推移明細]→[入出庫予定]→[入出庫予定の元情報(発注情報や製造指図など)]のようにドリルダウンでデータを確認することができます。

将来の在庫切れ情報などを予め確認でき、余裕を持って発注計画を立てることが可能

9.トレーサビリティを強化するロットトレース

不良ロットの影響範囲の特定まで迅速に対応できるトレーサビリティを実現

MCFrame XA 生産管理では、入荷実績・製造実績・検査実績などの様々な実績データと同タイミングでトレースデータを作成しており、このトレースデータをもとに、該当製品から使用部材へのトレース(原因調査)、使用部材から製品へのトレース(影響調査)の双方向のロットトレースが可能となっております。また、ロットトレース情報と紐付く各種実績情報を容易に確認することができます。

不良ロットの影響範囲の特定まで迅速に対応できるトレーサビリティを実現