Chinese| English

03-3510-1616 受付時間 9:00〜17:00(土日除く)

お問い合わせ 資料請求

 

  • HOME
  • コラム
  • 鹿児島高専「デジタルものづくり概論」にて、ERP特別講義を実施。 -演習を通じて「標準化」と「全体最適」を体感-

コラム

イベントレポート編

鹿児島高専「デジタルものづくり概論」にて、ERP特別講義を実施。 -演習を通じて「標準化」と「全体最適」を体感-

2025年12月9日(火)、鹿児島工業高等専門学校(以下、鹿児島高専)電子制御工学科4年生を対象とした授業「デジタルものづくり概論」にて、ビジネスエンジニアリング株式会社(以下、B-EN-G)はERP(Enterprise Resource Planning)をテーマとした講義を実施しました。製造業におけるERPの役割を解説するとともに、架空企業を題材にしたケース演習で「標準化」と「全体最適」の重要性を体験的に学ぶプログラムを提供しました。(B-EN-G講師:山本 圭一、辻高 真由子)


講義開催の背景・ねらい

B-EN-Gは、北九州高専が運営するものづくり企業の経営層を対象とした「DX・第4次産業革命 エグゼクティブ ビジネススクール」にてカリキュラムを提供しています。その講師でもある島名 賢児先生(鹿児島高専 教授)とのご縁により、今回の特別講義を実施することができました。
本講義は、鹿児島高専電子制御工学科で2025年度から新設された「デジタルものづくり概論」の一環として実施されました。将来、設計・開発・製造などの領域で活躍が期待される学生たちに向けて、製造業を技術的な視点だけでなく、「業務全体」と「経営・マネジメント」の観点で捉えることをねらいとしています。


当日の様子

当日は、まず製造業の全体像や業務の流れを整理したうえで、ERPがどのようにして主要業務を統合して管理し、部門横断の可視化や業務の標準化を支えているかを解説しました。続くグループワーク課題では、学生の皆さまに架空の製造業企業「霧島製作所」の経営陣になっていただき、工場で発生している過剰在庫をはじめとした課題について、原因の仮説立案から対策検討までに取り組んでいただきました。


2015Project of the Year
講義の進め方
2025Project of the Year
タイムテーブル

製造業の全体像や、それを支えるシステムのキホンを学ぶ講義

課題に取り組む前段として、「製造業のキホン」では、工場内外でモノが流れるプロセスを取り上げ、販売・購買・生産・資材管理・品質管理などの部門が担う役割と、部門間を連携する情報のつながりを解説しました。続く「ERPのキホン」では、これらの業務を一元管理し、業務の標準化と部門横断での見える化の仕組み作りが、意思決定のスピードと精度に直結することを解説しました。

講義風景

製造業経営を疑似体験できるグループワーク

グループワークでは、学生の皆さんがチームを組み、社長や営業部長、購買部長といった役割を分担して議論を進めました。各部門の立場から原因を掘り下げていく中で、部門ごと個別最適や情報共有の不足が過剰在庫を招く要因になり得ることに気づく場面も見られました。対策の検討では、コストや導入期間といった制約を踏まえつつ、業務の標準化など、全体最適につながる改善策をまとめていただきました。発表では、上位チームを表彰する等、ゲーム感覚を取り入れたことで、楽しみながらも真剣に取り組んでいただきました。


まとめ

学生の皆さんからは、
「ERPとはどのようなものかがよくわかった」、
「ERP導入による利益など、投資対効果を考える課題に興味があった」、
「グループワーク形式で取り組むことで授業内容の理解が深まった」といった好意的な声が寄せられました。
また島名先生からも、
「俯瞰的に組織や物事を見る視点を養う良い機会になった」
と評価いただきました。

今回の講義では、製造業の業務全体像とERPの基本を土台に、課題への取り組みを通じて「標準化」と「全体最適」に基づく問題解決の進め方を体験いただきました。経営者の視点で現場課題を捉え、制約のある条件下での意思決定を疑似体験することで、要素技術と経営・マネジメントが連続していることや、部門横断の情報連携が品質・納期・コストに直結することを学んでいただけたかと思います。就職や進学を控える学生の皆さんにとって、今回の学びが将来のキャリアを考えるうえで少しでも参考になれば幸いです。
B-EN-Gは今後も、高専・大学との連携を通じて、ERPを切り口に「標準化」「全体最適」の考え方を伝える取り組みを推進してまいります。
鹿児島高等専門学校内のWebサイトにも本取り組みに関する記事を
掲載されていますので、あわせてご覧ください。
本プログラムの詳細や講義依頼に関するお問い合わせ:mcf-training@b-en-g.co.jp
ぜひお気軽にご相談ください。

ビジネスエンジニアリング株式会社
ビジネスエンジニアリング株式会社
ビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G)は、製造業を中心に運輸・通信・金融・各種サービス業等幅広い業種にわたり、コンサルティングから、システム構築、運用・保守まで一貫したサービスをご提供し、お客様のビジネス革新を支援しております。
https://www.b-en-g.co.jp/jp/