TISシンガポール現地法人が、B-EN-Gと「MCFrame」のビジネスパートナー契約を締結~ASEAN地域での日本企業支援ビジネスで協業~
TIS株式会社
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社
ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下 TIS)と、東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長:石田壽典、以下B-EN-G)は、TISの子会社であるTISI (Singapore) Pte. Ltd. (本社:シンガポール、マネージングディレクター:山本学、以下 TISI(SG))がB-EN-Gの生産・原価管理パッケージ「MCFrame」に関するビジネスパートナー契約を締結したことを発表します。
昨今、ASEAN地域での経済発展は目覚ましく、生産拠点や販売拠点の設置を中心として、製造業をはじめとする日本企業の進出もますます加速しています。一方で、ビジネス環境は厳しさを増しており、「増加、変動する受注と短納期化」「取引先からの価格低減要望」「人件費を含めた製造原価高騰」などへの対応策として、生産・原価管理の高度化が必要とされてきています。
TISI(SG)には、ASEAN地域に進出する多くの日本企業から生産管理システムの構築支援を求める声が寄せられています。このような顧客ニーズに応えるため、TISは、日本の製造業から評価が高く、タイやインドネシアでも導入実績が豊富な「MCFrame」をベースとしてASEAN地域における生産管理システムを構築することが有効であると考え、今回の契約を進めました。今後TISI(SG)は「MCFrame」による導入支援サービスを積極的に展開し、2016年までに20社への導入を目指しています。
B-EN-Gは、「MCFrame」に関する技術支援やトレーニング、二次サポート、販売促進支援などを行い、TISI(SG)の事業展開を強力にサポートしてまいります。
B-EN-Gは、シンガポール、ベトナム、インドネシア、タイにサービス拠点を持つTISグループとビジネスパートナー契約を締結することで、ASEAN地域での「MCFrame」ビジネスの更なる拡販を目指します。
■TISのASEAN戦略
TISでは、ASEAN進出の日系企業のサポートと、現地でのビジネス展開のために、シンガポールの現地法人と、ベトナム、インドネシア、タイに拠点を展開しASEANでのビジネスを推進しています。
今回のB-EN-Gとの協業は、ASEANへの進出率が高い製造業を中心とした日本企業から要望の多い生産管理システムの導入支援サービスの拡充をはかることを目的としています。特にインドネシアでは、生産管理業務の高度化を検討している企業が多く、信頼できる生産管理パッケージ、導入パートナーのニーズが高まっています。そこで、TISI(SG)では海外での導入実績の多い「MCFrame」がこの要望に応える十分な製品であると評価し、今回のビジネスパートナー契約の締結に至りました。
TISI(SG)では、「MCFrame」のパッケージを用いた構築支援サービスに加えて、TISのノウハウを活用し日本品質の機能をインドネシア現地から提供するクラウドサービス「Cloud Berkembang(クラウド・ブルクンバン)」を活用したクラウド形式での提供も合わせて展開していきます。
TISでは、今後もASEAN地域のビジネス推進を目的に、今回のような有望なパートナーとのアライアンス施策を積極的に展開していきます。
■B-EN-GのASEAN戦略
製造業の生産拠点が海外、特にASEAN地域へ移管、又は拡張している傾向は顕著に現れていて、2013度の「MCFrame」の海外拠点向けプロジェクトは全体の約40%を占める勢いです。
B-EN-Gでは、昨年末に、海外拠点で必要な「生産・販売管理」と「原価管理」に機能を絞り、導入と運用のためのドキュメントとツール群をセットしたコンパクト・バージョン「MCFrame CS Start-Up Edition」をリリースし、海外拠点でのERP短期導入を推進しています。また、本製品をベースにして、短期導入をさらに加速するクラウド対応のSaaS版「MCFrame cloud」も提供を開始しています。
B-EN-Gは、TISがASEAN各国に展開している拠点を経由した「MCFrame」のサポート体制の充実とエリアの広がりなどを期待し、今回の協業に至りました。また、TISの「Cloud Berkembang」を活用した「MCFrame」のクラウドでの提供形式が加わることで、インターネットアクセス事情やIT運用要員の確保に課題があるインドネシアでの「MCFrame」のさらなる拡販の実現を目指します。
また、B-EN-Gは、タイやシンガポールの現地法人を中心に、ASEAN地域でのビジネス拡大に向けて、現地のニーズに対応する製品の提供、さらに現地および、日本本社からのサポートを充実させていきます。
「MCFrame」は、日本の製造業のお客様に求められるきめ細かな管理に対応し、各種機能を備える生産管理、販売管理、原価管理システムです。「MCFrame」の特徴は、豊富な標準機能と、コアコンピタンスにつながる各社固有の業務プロセスに、柔軟かつ効率的に追従できるフレームワーク構造です。「MCFrame」の大きな特長であるこのような高機能と柔軟性・拡張性を高く評価いただき、製造業を中心に400社を超えるお客様にご採用いただいています。多言語対応しており、ここ数年は、中国、タイを始めとするアジア各国に進出する日系企業様向けのグローバルなシステムの構築にも選択していただいています。
製品の詳細な仕様については、こちらをご覧ください。
『Cloud Berkembang』はデータセンタースペックのグレード基準Tier3※1の信頼性を備えたインドネシア国内パートナー事業者のデータセンターに構築されたクラウドサービスです。TISは、本サービスをインドネシア国内でスピーディなビジネス展開を計画するSaaS事業者向けに提供し、2015年度末までに250件以上の導入を目指しています。ファーストユーザーとして、インドネシア現地の企業が本サービスを活用するなど、既に10数件の導入実績があり、2013年8月の提供開始以来多くの引き合いをいただいています。
※1:Tier:Tier レベル(データセンタースペックのグレード基準)1(低)~4(高)。
米国民間団体「the UptimeInstitute」が定めた民間基準。インドネシアでは、Tier3が実質最高レベル
ITホールディングスグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。
TISの詳細は http://www.tis.co.jp/をご覧ください。
東洋ビジネスエンジニアリング(B-EN-G、東証第一部4828)はIT 企画、BPR 実施のビジネスコンサルティング、IT 導入コンサルティングから、システム構築サービス、運用サービスにわたり、ERP を中心に豊富な実績を有するビジネスエンジニアリング企業です。またERP をベースとしたSCM、CRM 導入支援ならびに中国を初めとしたグローバル展開支援での実績を積み重ねています。
東洋ビジネスエンジニアリングの詳細は、こちらをご覧ください。
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